2店舗を一体的にデザインするにあたり、それぞれ異なるコンセプトで設計しました。昆布を扱う店舗は清潔感のある白を基調に、貝柱を扱う店舗は高級感あふれる黒を基調としたデザインです。

単に色を変えるだけでなく、素材もそれぞれの世界観に合わせて厳選。黒を基調とした店舗では、シックで落ち着いた雰囲気を出すためにコンラッド調の素材を採用しました。

今回のデザインの最大のポイントは、2店舗の調和です。異なるコンセプトでありながら、お客様がスムーズに移動できるよう、店舗の中心部には白と黒の中間色であるグレーを採用。これにより、店舗間のつながりを演出し、お客様が自然に両方の店舗を楽しめるような設計にしました。

単なる商品の陳列スペースとしてだけでなく、お客様にゆったりと過ごしていただける空間づくりもデザインの重要な要素です。商談や休憩に利用できるソファーやテーブルを配置し、お客様がくつろぎながらお買い物を楽しめるような空間を設計しました。

今回のデザイン・制作によって、お客様の店舗はリニューアル後、売上も好調とのこと。お客様のビジネスの成功に貢献できたことを、大変嬉しく思います。