
日本酒体験施設の店舗デザイン設計
日本酒体験施設の店舗デザイン設計
業種・業態:飲食店・小売店
住所:東京都台東区浅草1-11-1 The Asakusa Residence 101
業務カテゴリ:設計・デザイン
工期/納期:4カ月
依頼背景
東京都浅草の日本酒の試飲と販売を行っている店舗をオープン予定で、内装設計のみご依頼いただいたお客様でした。
「日本酒を広めたい」「店舗の中で日本酒の試飲もしたい」という思いがあり、外からも中の日本酒を飲んでいる様子や日本酒が陳列されているショーケースがよく見える店舗になるよう設計いたしました。
また店舗に陳列している日本酒の樽を、その日本酒の蔵元のある場所に配置し、日本地図のように表現するというアイデアがクライアントの要望で決まっていました。
そのご要望に応えるべく、よりシンプルな内装にするよう設計しました。
最初のご依頼から最終の引き渡しまでは3~4カ月という期間の中で、日本っぽさというコンセプトをインテリアのなかで表現することに取り組んだ事例です。
デザインのポイント
まず目を引くのは、ガラス張りの正面に配置された象徴的な樽のデザインです。外からも一目で日本酒をテーマにした施設であるということが分かるように、アイコニックな存在感を持たせるようにしました。墨絵や水墨画で描かれた富士山の絵も内装に取り入れています。
全体的なデザインの要望として、錦絵のようにインパクトがある小物を設置し、インスタグラムなどのSNSで映えるような空間にしたいという要望と、全体のデザインをシンプルにまとめたいという、両立が難しいテーマをいただきました。
店内中央に配置された畳のテーブルの上には、透明な天板を敷いています。これは畳に付着しそうな汚れを防止するという役割と、お酒がまるで座っているように見せるという、遊び心も取り入れています。また、ここで試飲をする人が和の雰囲気を感じられる写真を撮影できるようにする、という工夫も凝らしています。
店舗の形が縦長で長方形だったので、これを最大限に活かすために奥の壁面を黒くし両サイドを白くすることで、奥行きを強調しました。これにより、限られたスペースでも広がりを感じられるような開放的な空間が実現しています。
また照明選びも内装に合うものを慎重に選びました。日本らしさとモダンな雰囲気を両立させつつ、エレガントさも感じられる、竹ひごを使ったデザインの照明を選択しました。この店舗の内装デザインは、伝統的な要素と現代的なデザインを融合させることで、日本酒の新たな魅力を引き出すことに挑戦しています。細部にまでコンセプトを反映させたこの空間で、訪れる人々に特別な体験を提供してくれることを期待しております。
このように事前にコンセプトがある場合にそれにそったデザインをご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。


お客様の声

よくある質問

インテリアデザイン用
