空間デザインにおける「理想の実現」:設計業務の進め方

空間デザインにおける「理想の実現」:設計業務の進め方

 

「やりたいことは明確だけど、どこから手をつければいい?」

 

新しいお店、オフィス、宿泊施設… 頭の中には、漠然としたイメージから具体的な理想まで、さまざまな「やりたいこと」が渦巻いていることでしょう。しかし、その想いをどうカタチにすれば良いのか、どこから手をつければ良いのか、迷ってしまう方も少なくありません。

株式会社ambientは、札幌の企業や事業主様の「やりたいこと」を深く理解し、感動の空間デザインとして具現化するパートナーです。単なるデザインや施工に留まらず、事業の未来を見据えた空間づくりを、お手伝いさせていただきます。

今回は、想いをカタチにするための、内装設計・空間デザインにおける具体的な設計業務の進め方を5つのステップでご紹介します。
本コラムに記載の設計業務の進め方を通じて、ビジョンが着実に実現される道筋のヒントになれば幸いです。

ステップ1:徹底的なヒアリングと「想いの深掘り」

我々がお伺いするに、企業や事業主様の「やりたいこと」は、単なる要望ではありません。その奥には、エンドユーザーとなるお客様に、どんな体験を提供したいのか、どんな事業の未来を描いているのか、といった深い「想い」が隠されています。

株式会社ambientの空間デザインは、この「想い」を徹底的に深掘りすることから始まります。

 

 ・事業のビジョンと目標の共有
なぜこの空間が必要なのかこの空間で何を達成したいのかを詳細にお伺いします。売上目標、顧客層、
ブランドイメージなど、事業全体のゴールを共有することで、内装設計と空間デザインの方向性が明確
になります。

 ・課題とニーズの特定
現在抱えている課題や、この空間で解決したいニーズは何でしょうか?
例えば、「集客を強化したい」「従業員の生産性を上げたい」「新しい顧客体験を創出したい」など、
具体的な課題を洗い出します。

 ・ターゲットユーザーの明確化
誰がこの空間を利用するのか? その方々にとって、どのような空間が最も魅力的で心地良いのかを共に
考えます。これにより、単なる内装設計ではなく、顧客の顧客までを考慮した空間づくりが可能になり
ます。

 

まず、この最初のステップで、お伺いした内容を詳細に記録・共有します。これにより、プロジェクトに関わる全員があなたの「想い」をブレずに共有し、その後のプラン提案のヒントとさせていただきます。これが、効率的な設計業務の進め方の第一歩です。

ヒアリングで得られた「想い」を、具体的なデザインコンセプトへと昇華させるのがこの段階です。

あなたの「やりたいこと」を軸に、私たちは市場のトレンド、地域特性、ターゲット層のニーズなどを踏まえ、唯一無二のコンセプトを構築します。このコンセプトは、空間全体の「核」となり、内装設計と空間デザインの方向性を決定づける羅針盤のようなものです。

 

 ・キーワードとイメージの共有
コンセプトを象徴するキーワードやイメージを具体的に提示し、スケッチやイメージボードなどを用い
まだ見ぬ空間の雰囲気を「見える化」します。これが、空間デザインの第一歩となる視覚化作業です。

 ・「課題解決型企画」の提示
あなたが抱える課題に対し、空間デザインがどのように解決策となるのかを明確に示します。例えば、
「限られたスペースで効率的な導線を確保する」「SNSで拡散されるような印象的な空間を創る」など
具体的な課題解決案を提案します。

 ・多角的な視点での提案
空間デザインだけでなく、グラフィック、デジタルコンテンツ(サイネージなど)といった複合的な
視点を取り入れ、コンセプトを多角的に具現化するアイデアを提案します。

 

さらに、累計1500件を超える幅広い業種・施設へのご提案実績と、運営する中で培ってきたノウハウをポイントに提案をさせていただきます。他社様の成功事例や最新トレンドも踏まえ、あなたのビジョンをより明確なカタチとして見えるようにし、プロジェクト推進のためのお手伝いをさせていただきます。この段階が、設計業務の進め方における最も創造的なプロセスと言えるでしょう。

ステップ2:デザイン・設計の具体化と「体験」の設計

 

コンセプトが固まったら、いよいよ具体的なデザイン・内装設計へと進みます。ここでは、単に美しい空間を作るだけでなく、「そこでどんな体験が生まれるか」を重視し、機能性と美しさを両立させます。このステップが、空間デザインの真価が問われるフェーズです。

 

私たちは、デザインを3つの要素に分類し、それぞれの専門性を高めています。

 ・サービスデザイン
空間デザインを通じて顧客にどのような体験を提供するかを設計します。来店から退店までの一連の
流れ、スタッフと顧客のコミュニケーションイメージ、商品の陳列方法など、空間におけるあらゆる
「コト」をデザインします。これは、設計業務の進め方の中で顧客体験を最大化する重要な視点です。

 ・コミュニケーションデザイン
空間が顧客に何を語りかけるかを設計します。サイン計画、グラフィック、照明演出などを通じて、
ブランドメッセージを効果的に伝え、顧客の感情に訴えかけます。

 ・インフォメーションデザイン
空間における情報がいかに効率的かつ分かりやすく伝わるかを設計します。商品の説明、誘導サイン、
デジタルサイネージの表示内容など、顧客が必要な情報をスムーズに得られるようデザインします。

 

この段階では、詳細な平面図、立面図、パースを作成し、素材や色彩、照明計画などを具体的に提案します。株式会社ambientの「デザイン・制作」のビジョンである「高品質な空間デザイン提供」を追求し、地域特性を活かした素材選定やデザイン要素も積極的に取り入れます。緻密な内装設計が、後の施工品質を左右します。

ステップ3:詳細設計・仕様決定・施工準備

 

デザイン案が具体化したら、詳細な内装設計と仕様決定を行います。この段階で、最終的な「費用感」が明確になりますが、株式会社ambientでは透明性を重視し、お客様に納得してプロジェクトを進めていただくことを最優先します。

 

 ・綿密な打ち合わせ
デザインの意図、使用する素材、設備機器など、細部にわたるまで綿密な打ち合わせを行います。これ
により、お客様の期待と最終的な成果物のギャップを最小限に抑えます。このプロセスが、後々のトラ
ブルを防ぐための重要な設計業務の進め方のポイントです。

 ・「設計/施工の見積もり」の明確化
内装設計業務と施工見積もりの範囲を明確にご説明し、安心して次のステップに進めるようサポートを
させていただきます。 設計段階で大まかな費用感を提示し、仕様決定後、最も最適な資材と工法を選定
し、詳細な見積もりを提示します。私たちは、この透明性こそが、お客様との長期的な信頼関係を築く
上で不可欠だと考えています。

ステップ4:施工・製作管理と「品質」へのこだわり

 

デザインが決定したら、いよいよ形にする施工・製作管理のフェーズです。この段階で、これまでの内装設計と空間デザインの成果が具現化されます。

 ・一貫した品質管理
内装設計者が施工・製作管理まで一貫して関わるため、デザインの意図が現場で正確に反映され、高品
質な成果物を実現します。空間デザインの意図を正確に現場に伝えることで、細部にわたる品質を担保
します。「施工品質の向上」というビジョンに基づき、計画に基づいた品質・納期で引き渡すことを徹
底させていただいております。

 ・持続可能性への配慮
環境に配慮した工法や再生資材の使用を積極的に提案し、エコ施工の導入にも力を入れています。
これは、株式会社ambientが目指す未来を見据えた空間デザインのあり方です。

 ・「モノ・コト・ヒトをつなぐビジネス」の実現
空間が完成した後もその空間で「コト」が生まれ、「ヒト」が集うよう必要に応じてアフターフォロー
や新たな企画提案も行います。私たちの空間デザインは、完成後もお客様のビジネスを支え続けます。

 

このような地域密着型の強みと徹底したサポート体制が、多くの企業様から選ばれる理由 です。 商品開発や協力バートナー探しでお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください!

株式会社ambientの空間デザイン・設計・施工が「選ばれる理由」

 

株式会社ambientでは、単に空間デザイン・内装設計や施工を行うだけでなく、あなたの「やりたいこと」の根源にある想いやビジョンを深く理解し、事業の成長に貢献するパートナーでありたいと考えています。

ワンストップで「ブレない」一貫性: 企画から竣工まで、一社完結だからこそ実現できる空間デザインの 統一性、品質の安定、スムーズなコミュニケーション。これにより、お客様は複数の業者と調整する手間 から解放され、安心して設計業務を任せられます。
北海道の特性を熟知した提案力: 地域に根ざしたデザイン事務所として、北海道の風土、文化、そして観 光ビジネスの特性を熟知しています。これにより、地域に溶け込み、かつ独自性のある魅力的な空間デザ インを創造します。
「モノ・コト・ヒトをつなぐ」未来を見据えたデザイン: 私たちは、単なる「モノ」の提供に留まらず、そ の空間で生まれる「コト(体験)」、そしてそこに集う「ヒト」の関係性をデザインします。例えば、ある クライアント様と既存クライアント様をつなぐことで、思いがけない新しいビジネスが派生し、三者にとっ てメリットのある関係を構築した事例もございます。私たちの空間デザインは、単なる美しさだけでなく、 ビジネスの可能性を広げます。

あなたの「やりたいこと」を、ぜひ私たちに聞かせてください。
理想の未来を共に描き、実現への道を共に歩みましょう。